ADHDわたしの場合

ADHDと診断を受けて3ヶ月が立ちました。26歳会社員のブログです。

【困っていることノート】優先順位の話

一つ目

「はじめに、自分がおかしいと感じたのは、仕事の優先順位がわからないということでした。自分が今やるべきことがわからない。朝、椅子に座ると何をして良いのかわからない。『手が空いたと きにやっておいて』と言われる仕事をいつやっていいのかわからない。わからないのですぐやる。そして、またわからなくなる」

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二つ目

「複数の人に確認しないと作れない書類を作ることが苦手です。Aさんには何を聞けばいいの?Bさんには何を?社長はどうしたいの?どこまで誰が知っているの?AさんとBさんと社長とみんな違うことを言っている気がするのに、直接話すとわかり合っている。わからないのは自分だけ。」

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【困っている事ノート】を書き始めた

こんにちは。草田です。

 

昨年の夏、今の会社に勤めて一年半経った頃、一番精神的に追い詰められてしまったときに書き始めたのがこの【困っている事ノート】です。

ちなみに私の場合、前職でも学生時代のアルバイトでも、精神的に追い詰められるのはだいたい一年経ってからでした。

自分の考察では、一年目は教えてもらう仕事をひたすら頑張ればいいので問題がなく、二年目からはある程度判断を任されたり自由な時間が増えるため何をして良いのかわからなくなって混乱するのかなと思っています。

ともあれ、いつもどおり一年経った頃から自分のおかしな言動に自信をなくし、だんだんと私は人に迷惑しかかけていないと思い込み、会社に行けなくなったのが昨年の夏でした。

この苦しい気持ちを忘れないため、また、病院に行ったときに気持ちをきちんと説明するために【困っている事ノート】を書き始めたのでした。

ADHDの診断を受けた話②

こんにちは。草田です。

 

今日は問診の内容の話です。

 

診察に備えて私が用意していたのは、「大人のADHD」サイトに載っている自己評価シート、自作の日常で困っていることリスト、小学生の時の通知表です。

 

心療内科のH先生に、まず、今日はどうされましたか。と聞かれました。

用意していた日常で困っていることリストを見ながら、仕事で優先順位をつけることができないこと、大事なものを忘れてしまうことが続いていて自分は発達障害ではないかと疑っています、と伝えました。

さらに具体的なエピソードやそれがどのくらいの頻度で起こるのかを聞かれました。

私が特に一番困っていたのは忘れ物で、毎日、携帯や定期やお財布のどれかは家に忘れてしまう。他にも、例えば会社に行くのに制服を忘れてしまう、書類を届けに行くのに書類を忘れてしまう、写真を撮りに行くのにカメラを忘れてしまう、といったことが週に2〜3回起きていたことを伝えました。

この時点で、「うーん不注意優勢のADHDっぽいなぁ」と先生。

 

次に子供の頃の話を聞かれました。

「子供の頃は友達はいたか」

「友達とはどういう付き合い方をしていたか(グループなのか一対一なのか)」

「成績はどうだったか」

「中学生の頃はどうか」

「高校生の頃はどうか」

「家族に似たような状態の人はいるか」

などなど

 

私は、子供の頃から友達はいたものの大人数で遊ぶよりも一人の子にくっついていたことや、複数人の中ではおしゃべりができずに黙ってしまうことなどを答えました。

H先生は私の一言一言をノートに書いていきます。

発達障害の人は人の目を見るのが苦手な場合が多いけど自覚ある?」

「二次障害でうつになる人が多いけどあなたはそれはなさそうだね」

などという言葉に少し傷つきながらも全力で答えました。

そしてH先生が一通り聞き終わると「ADHDの不注意に効果があるストラテラという薬があるから、出しておくね」と言って、はっきりした診断はないまま処方箋をもらいました。

 

話もそこそこであっさりと処方箋を出されたことにちょっと怖くなり、その場では次回の予約は取りませんでした。するとH先生が「早く決めないと、薬なくなっちゃうよ?」と言い、さらに不信感が芽生えました。

そして、もらった処方箋の期限ギリギリの四日後まで考えましたが、忘れ物で困っているのは本当なので、とりあえず試すことに決め、次回の予約を取りました。

 

考えてみれば、心療内科の先生はカウンセラーではないので、そこまで親密に話を聞いてくれるわけではないのだろうなと思います。

 

仕事の相談をしたかった私は、後日発達障害者支援センターに電話をしますが、それはまた今度。

 

ADHDの診断を受けた話①

こんにちは。草田です。

 

今日は診断のときの話です。

 

まず、私が受けたのは、問診と血液検査でした。血液検査は、ADHDの特徴(物忘れなど)が体の不調からくるものではないと判断するために行うそうです。

 

当日の様子はこんな感じでした。

 

病院は雑居ビルの4階にあります。エレベーターを降りると、暖かいライトに照らされた曇りガラスの戸が目の前に。「家族相談会」「スクーリングの開催」などのお知らせが貼ってありました。

扉を開けると受付カウンターが目の前にあり、壁際には待合のソファが置かれています。室内は暖かく優しいクラシック音楽が流れていて、歯医者さんのような雰囲気です。あまり怖い印象はありませんでした。

しばらく待合室で待たされます。患者さんは、若いOL風のお姉さん、サラリーマン風のおじさん、セクシー系のお姉さん、中学生の男の子とお父さんなどなど普通の病院と変わらない人が集まっていました。ウォーターサーバーなどもあって静かで割と落ち着く雰囲気です。

アナウンスで呼ばれて、まずは血液検査から始まりました。優しそうな女性の看護士さんがテキパキと対応してくれました。

再びアナウンスで呼ばれて今度は診察室へ。部屋に入るとテーブル一脚と椅子が二脚あり、先生と対面に座るようになっていました。どうしてか、この病院の先生は全員小太りの男性です。

どうぞ、と促されて椅子に座ると、問診が始まりました。

 

長くなりそうなので、続きはまた今度。

 

ADHDの診断を受ける前に

こんにちは。草田です。


わたしがADHDの診断を受けたのは、自宅と会社の間にある心療内科でした。

ちなみに病院は「大人のためのADHDhttps://adhd.co.jp/sp/otona/で調べたり、「ADHD 診断 地域名」とGoogle検索をしたりして見つけ、通いやすさとホームページの内容を吟味して決めました。


ただ、個人的な意見ですが、辛くてどうしようもないとき、うつのような状態のときは診断を受けに行かない方が良いと思います。

多分、本人が傷つくだろうからです。


わたしは心療内科しかわかりませんが、病院は病院なので、とくに親身に話を聞いてくれるわけではありません。

わたしも病院に行く前に、知り合いのAさんから

・病院は話は聞いてくれないよ

・診断して薬を出すだけだよ

・自分の悩みを解決するのは結局自分だよ

・期待しない方がいいよ

という話を聞いていましたので覚悟していたつもりでしたが、やっぱりちょっと傷つきました。


次回は、どんな診断だったかを書きたいと思います。